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ジャズについて(遠方から通われる生徒さんが増えています)

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この頃、遠方から通われる生徒さんが増えています。

先日も一人お天気の安定しない冬空の下、

高速に乗って頑張って通ってくださいました。

 

 

 「先生の音色がきれいで憧れる」とか言ってもらうと、ほんとーーーーーーーーーーに

うれしい。

その言葉だけであと100年くらい生きられます。笑

 

 

 

 

その生徒さんは「ジャズとクラシック、どちらも習いたい」というご希望でした。

彼女の住んでいるところは上越市よりも都市部に近く、

ピアノの先生も多いはずなのですが、

いくつかお教室を回ったけどイメージするようなレッスンに出会えなかったとのこと。

「ジャズもクラシックも教える人、そんなに少ないのか・・・!」

と驚愕しました。

 

 

 

 

私の専門はクラシックであり、

「ジャズピアニスト」という肩書きで仕事をしたことはないので

ジャズのプロではありません。

まだまだ勉強中です。

(ですがそれを言ったらほとんどのピアノの先生はピアニストという肩書きで

お仕事をなさったことがないと思うので、同じですよね)

 

 

 

でも!!

 

子供の頃から何だか知らないけど、やたらと無性にャズという音楽が好きでした。

親がジャズ嫌いであまりCDを買ってもらえなかったので、

数枚の同じCDを何度も聴いてはワクワク興奮して「いつか弾けたら・・・!」

と思い続けて過ごしてきました。

 

 

そして大学生の頃に念願が叶い、

クラシックのレッスンと並行してジャズのレッスンを受けることができました。

 

 

バド・パウエルやビル・エヴァンス、オスカー・ピーターソン、

キース・ジャレット、レイ・ブライアント、上原ひろみなどの音源を、

数秒単位で何度も巻き戻しながら必死にトランスクライブ(耳コピー)しました。

 

 

当時ノイズキャンセルのヘッドホンは主流ではなかったので、

電車に乗りながらイヤホンの上から手で耳を押さえて

周りの騒音を遮断して、集中するため俯いて目を閉じながら爆音で聴く私。

 

周りからはさぞ暗く、「病める人」に見えていたでしょう・・・!!!

 

 

それくらい少しの時間ももったいなかった。

他にも伴奏法や和声法など練習しなきゃいけないことは山積みの中で、

それはもう本当に目まぐるしい日々でした。

気づくとよく左右で違う靴下を履いていたし、

疲労で自転車からもよく転倒していました。

(ちょっと人柄が伝わりますでしょうかね・・・。)

 

 

あんなになりふり構わず音楽を追いかけた日々は

私にとって一生の宝物です。

 

 

 

そしてこの頃、私のジャズ熱がふつふつと再燃しています。

一緒に勉強したい人は、今がチャンスかも!!

 

 

昔は理論よりもとにかく音のインプットを積み重ねていましたが、

今その上で改めて理論書を読むともう・・・

びっくりするくらい楽しいですよ。

 

 

「ジャズアレンジされた楽譜を弾く」にしても、

アクセントの付け方を工夫するだけでジャズらしさが格段にアップします。

 

そしてやる気のある生徒さんにはぜひトランスクライブや簡単なアドリブにも

一緒にチャレンジしてみてほしいと思います。

 

 

ただジャズは、教えられるだけじゃなく

「自分から学ぶ姿勢」が必要なジャンルではあると思います。

 

クラシックなら、楽譜通りに言われた通り弾けばそれなりに満足感が得られるかもしれません。

(本当はもっと奥に無限の楽しみがあるし、私のレッスンではどんな生徒さんとも

その楽しみを共有したいと思ってやっています。)

 

 

ジャズはそれよりもっと「自分でやれるところまでやってみる」精神がないと、

上達に時間がかかるように感じられるかもしれません。

 

だってある程度はピアノが弾けるはずの「ピアノの先生」ですら、

憧れてはいてもなかなか踏み出せない=だから教えられる人が少ない、ということだと思います。

皆さん「やりたくないからやらない」わけではないと思うのです。

 

 

 

 

先日YouTubeを見ていたら、全く音感のない人の耳コピー方法として

「とりあえず音源を流しながら当てずっぽうにピアノを弾いて、

当たったら「これだ!!」と穴埋めしていく」

というのを見つけて、その根性に感心しました。

 

そう、トランスクライブは「好きで弾きたい気持ち」さえあれば未経験でも、

誰でもできるのです。

 

 

 

 

とはいえまずは「気軽にできることだけ、ちょっとやってみる」でOK!

一緒にぴったりの上達法を探しながら楽しんで進んでいきましょう。